
本研究会では弦楽器の製作及び修理に関する技術研究を行っています。
作品発表展示会、研究会(会員のみ)、講演会の開催を行い、音楽文化の発展に寄与し、会員相互の連携、親睦を図ります。
設立 2002年4月11日 創立23年
会員数 (2024年11月1日時点)
正会員 45名 準会員 3名
法人会員 1名
春の展示会




当会では毎年春に、会員が製作したバイオリン、チェロ、ビオラ、楽弓などを一堂に集め展示会を開催しています。
どなたでも自由に全作品を試奏できますので是非ご来場ください。手工弦楽器の音色の違いを実感していただけることと思います。
会場では時間を区切り、展示作品を使用したミニコンサートを行います。一流演奏家による生演奏もお楽しみください。2日間で50台程度の楽器が順番に演奏に使用されます。同じ条件で聴き比べることができますので、会員の技術向上を図る場ともなっています。
秋の研究会

私たちの目標は、音が良くて、弾きやすく、美しく、かつ、楽器としての実用性を備えたバイオリンを作ることです。
研究活動の目的は、音が良くて、弾きやすいバイオリンを作るための、高度な製作技術の追求と考えます。
より良いバイオリン製作を目指し、毎年秋に製作研究会を開催しています。
会員による寄稿
当研究会ではバイオリン製作に関する寄稿を掲載しています。
各会員が日々の製作から発展させた見解や知見などを記事としています。
なお著作権は著者に帰しますので転載はご遠慮いただきます。
また各記事はあくまでも会員個人の見解であり、研究会としての統一見解を表明するものではありませんことをご理解ください。
会の沿革
【黎明期】
1957年
銀座の楽器店(十字屋)が日本のVn製作者へ呼びかけ、展示即売の「手工バイオリン展」を行ったのが始まりです。翌年には同じ展示即売の「手工ギター展」が行われ、この二つの展示会を機に「日本手工弦楽器製作者協会」が誕生しました。
1964年
「日本弦楽器製作者協会」と合併して現在の「日本弦楽器製作者協会」が設立されましたが、双方が母体として「正会員展」と「研究会」を続けてきました。会員数も年を経るごとに増え、約52名として4月に発足しました。10名で始まった研究会は、後に会員数も増えて2000年頃には100名を超え、正会員も約50名となりました。
2000年2月
「Vn系準会員の集い」を代々木上原のムジカーザにて開催。これがこの会の実質的な始まりと言えるかもしれません。
【独立後】
2002年4月
日本バイオリン製作研究会設立。初代会長 佐藤康夫
作品展示発表開催。会場はムジカーザ。
2002年11月
第1回 製作研究会開催。以降、毎年テーマを決めて研究発表をしています。
2003年5月
第1回 作品展示会を池袋・自由学園明日館講堂にて開催。以降、5月または6月に観客を入れて「春の展示会」を開催。11月に会員のみで「秋の製作研究会」を年恒例コロナウイルスが流行する前の2019年まで毎年開催。
2003年7月
会員及び関係者約25名でヒュミカミンテンプルへ視察旅行。
2012年
三代目会長に川原和彦が就任。
2015~17年
自由学園明日館講堂の耐震工事作に伴い、会場を同じ池袋のアカデミーホールに移して「春の展示会」を開催。
2018年5月
自由学園明日館講堂の耐震工事が終了したことで、会場を明日館講堂に戻して「春の展示会」を開催。
2018年11月
役員大に田口琢、⼩嶋正二、吉川光洋、林操男に交代。会員は定めず、4名で運営。
2019年5月
再びアカデミーホールに会場を移して「春の展示会」を開催。
2020~22年
新型コロナウイルスcovid-19の世界的流行により、春の展示会及び秋の研究会の開催を中止。この間、不定期にオンライン(Zoom)で研究発表会。
2023~25年
自由学園明日館講堂にて春の展示会」を開催。